いまさら聞けない七夕の由来。願い事によって短冊の色を変えるべし |
7/7(日) 8:30配信、最終更新:7/7(日) 8:30
週刊SPA! 配信より
季節の移り変わりは早いもの。7月に入り、今日は七夕だ。街でも色とりどりの短冊をさげた笹を目にする。しかし、そういえば七夕って一体なんなのだろう。クリスマスはキリストの誕生を祝う日だと知っているし、縁日や盆踊りはお寺や神社に由来があることはなんとなくわかる。ハロウィンは西洋の収穫祭で、バレンタインは製菓会社の販促から始まったことはご存知の通りだ。けれど、七夕だけ一体なんなのかがわからない。
中国の古い伝承
七夕はご存知の通り、織姫と彦星の逢瀬の物語が元になっている。「機織りの才に長け熱心に働く織姫と、こちらも働き者の彦星が恋をし結婚したが、お互いを愛するあまり一向に仕事をしなくなった。織姫の父である天帝は、これを見て2人を引き離したが、7月7日の夜の年に一度だけ天の川を渡って逢うことを許した」という中国のフォークロア(民間伝承)だ。織姫が得意な機織りは、女性の手習いとしてとても重要なものだった。そのため、織姫の願いが叶うこの日に、裁縫の上達を願う乞巧奠(きこうでん)という祭りとなり、日本には奈良時代に伝来している。
日本の信仰と合体
日本での乞巧奠ははじめ宮中行事(きゅうちゅうぎょうじ)として行われ、祖霊に豊作を祈る祭り(現在のお盆)と一緒になりながら徐々に民間にも広がっていった。そして江戸時代になると笹が登場するようになる。笹は成長も早く季節を問わず青々としているため、豊作を祈る象徴としてピッタリだったのだろう。このころ大奥では、五色の短冊に歌を書いて結びつける流行が生まれ、民間ではその短冊に歌ではなく願い事を書くようになり、現在のような七夕の様子が出来上がった。五色は、「この世のものはすべて、木・火・土・金・水から成り立っている」という中国の信仰(五行)からきたもので、中国の乞巧奠では五行それぞれに結びつく色をした五色の糸を用いていた。
願い事によって、短冊の色を変えるべし
日本の寺社仏閣にも、それぞれ違った「ご利益」がある。同じように五行の木・火・土・金・水にも、それぞれに意味が配されている。五行のうち、木を表す短冊は青(もしくは緑)で、伸びるものや成長するものをあらわす。そこで「子供の成長」や「昇進出世」の願いに最適だ。火は赤で、情熱や活力をあらわしているので、「恋愛成就」や「活躍の場が欲しい」といった願いに向いている。土は黄色で、安定や維持をあらわし「家内安全」の願いにピッタリだ。金は白で、勝負や洗練を表すので「金運アップ」や「勝利祈願」を願う人が書くと良い。水は黒(もしくは紫)で、柔軟さや清純さを表す。そこで「転職」「引っ越し」など変化した安寧の願いに適しているとされる。つまり、これまで特に意識することなく好きな色の短冊に願い事を書いていたという人も、見合った色の短冊に書けばその効果アップが期待できるというわけだ。
良い七夕を
これを知れば、昨年までと違った見え方で七夕が迎えられるのではないか。乞巧奠は裁縫の上達を願ったことから転じて、習い事上達の祈願が多くなされる。何年も短冊に願い事を書いていない人も多いかもしれないが、今宵はご自身のスキルアップを星に願ってみてはいかがだろう。<文/Mr.tsubaking>
【Mr.tsubaking】
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
日刊SPA!
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最終更新:7/7(日) 8:30 週刊SPA!
私のコメント:令和元年7月7日、七夕はご存知の通り、織姫と彦星の逢瀬の物語が元になっている。「機織りの才に長け熱心に働く織姫と、こちらも働き者の彦星が恋をし結婚したが、お互いを愛するあまり一向に仕事をしなくなった。織姫の父である天帝は、これを見て2人を引き離したが、7月7日の夜の年に一度だけ天の川を渡って逢うことを許した」という中国の民間伝承だ。織姫が得意な機織りは、女性の手習いとしてとても重要なものだった。そのため、織姫の願いが叶うこの日に、裁縫の上達を願う乞巧奠という祭りとなり、日本には奈良時代に伝来している。
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トランプさん、安倍さんは黄 あなたの勝ちカラーは?
7/7(日) 16:03配信 最終更新:7/7(日) 16:03
毎日新聞 配信より
参院選が始まり、青や赤ののぼりを立てて演説する立候補者と、おそろいの色のポロシャツを着たスタッフの姿を街で見かけるようになった。各候補者の選挙ポスターもオレンジや緑などカラフルに彩られている。選挙戦で「色」はどんな効果を与えているのか。選挙プランナーの三浦博史さん(68)に聞いた。【斎藤有香】
インタビューに答える選挙プランナーの三浦博史さん=東京都千代田区で2019年7月5日、内藤絵美撮影
色を決めた戦いは半世紀前から
「色は大事ですよ。好感度、見た目、雰囲気を左右する。選挙戦術で重要な要素の一つです」。数多くの首長や国会議員の選挙参謀として活躍し、「勝率9割」を誇る選挙プランナーの第一人者はこう断言する。三浦さんによると、日本の選挙で色が「イメージカラー」として使われ始めたのは約50年前からという。色を決めて戦うというのは世界中の選挙でも行われており、例えば米では共和党は赤で、民主党は青と、政党によって色を決めている。「運動会でも、たった一日のためにチームを紅白に色分けして敵味方をはっきりさせることで士気を高め、チームで勝とうとするモチベーションをアップさせますよね。選挙もある意味『戦い』で、色を決めることで陣営を盛り上げる効果があります」と三浦さんは説明する。
トランプさん、安倍さんは黄 あなたの勝ちカラーは?
青色を「勝ちカラー」にして北海道知事選に臨み、当選した鈴木直道氏=2019年3月21日午前10時2分、竹内幹撮影
東京を席巻した「百合子グリーン」
「色」が選挙に効果的に使われた例として記憶に新しいのは、2016年の東京都知事選で当選した小池百合子都知事の「百合子グリーン」だ。エコを象徴する「緑色」を基調にしたイメージ戦略と、支援者に緑色の服や小物を持参させるアイデアが奏功。小池氏の街頭演説会には、キュウリやピーマンを手にした有権者がずらりと集まり熱気に包まれた。三浦さんも「一般市民を巻き込んで盛り上げた戦術は見事」と舌を巻く。では、どうやって候補者の色を決めるのか。三浦さんは「一般には候補者の好きな色で決めると思うが、私たちは生年月日からその人の『勝ちカラー』を決める」。勝ちカラーは、本人の最も居心地の良い色とされ、身につけたりすることで効力を発揮するという。半ば占いのような話だが、海外の著名な選挙コンサルタントも同じ手法を採用しており、トランプ米大統領も生年月日から算出された自身の勝ちカラーの「黄」を身につけ、公の場に立つ。世界の経済人も活用している人は多いという。ちなみに、三浦さんによると、安倍晋三首相の勝ちカラーも「黄」。安倍首相に黄色のイメージはあまりなかったが、首相官邸のホームページで歴代内閣を紹介するプロフィルに使われている安倍首相の写真は、確かに黄色地に細い青線のしま模様ネクタイを身につけていた。重要な外交の場面などでも、この黄色いネクタイを締める場面がよく見られた。
記者の勝ちカラーは「赤外線」
試しに記者も勝ちカラーの診断をお願いしてみた。出てきた結果はまさかの「赤外線」で、可視光ではなかった。三浦さんは「赤外線は浸透力があって、相手の色を選ばずどこでも入っていけるということですよ」とフォローしてくれた。赤外線は生活に活用しにくいので、力を補助する色として青とオレンジを提案してもらった。勝ちカラーは三浦さんが社長を務める選挙コンサルタント会社「アスク」のホームページから有料で診断してもらえる。(http://e-ask.ne.jp/color-2-2)
好感度を上げる色はあるのだろうか。きれいなパステルカラーなどは印象を良くしそうだが、三浦さんは「選挙はインパクトが大事。だからぼんやりした色でなく、はっきりとした色を使います。さらに、好感度を上げるなら同じ青でも陽気な明るい色を使う。くすんだ色は陰湿に見える」と説く。原則使ってはいけない色は「黒と薄墨色(グレー)」と即答。葬式や縁起の悪さを連想させるためだという。
選挙は候補者の「就職活動」
選挙を知り尽くす三浦さんはこう言う。「選挙は『私を政治家として雇ってほしい』といういわば候補者の就職活動。だから好感の持てる外見力は大事で、特に色の印象はその人のイメージを左右する」。候補者を決めるときは、ポスターや政策ビラ、選挙公報や候補者の発信するSNSなどで総合的に見るのが理想だが、ポスターの印象で決めてしまう人もいるかもしれない。三浦さんも「ポスターや印象だけで決めるという有権者が多いことは事実」とみる。日本人の言う「気が合う」を、欧米人は「カラーが合う」と表現する。もちろん、カラーが合うかどうかも大事な判断基準だが、本当にこの人に仕事が任せられるか、という気持ちで候補者の公約や主張にもしっかりと目を向けることが大切になる。選挙が候補者の就職活動であるならば、有権者は雇い主になるのだから。
トランプさん、安倍さんは黄 あなたの勝ちカラーは? あなたの参院選
連載「あなたの参院選」
この連載は毎日新聞社とYahoo!ニュースによる共同企画です。参院選を新たな目線から伝えます。
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最終更新:7/7(日) 16:03 毎日新聞
私のコメント : 令和元年7月7日、参院選が始まり、青や赤ののぼりを立てて演説する立候補者と、おそろいの色のポロシャツを着たスタッフの姿を街で見かけるようになった。各候補者の選挙ポスターもオレンジや緑などカラフルに彩られている。
山口県 交通事故の防止には、山口県の道路でも、車を運転している人が、適宜、その車のハイビームを利用することも、必要です。
平成30年6月5日、山口県 交通政策課 伊藤 副課長から、私のもとへ、連絡が入る。