「鉄の暴風」といわれる激しい地上戦から74年 沖縄「慰霊の日」迎える |
毎日新聞2019年6月23日 06時00分(最終更新 6月23日 11時26分)
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早朝から平和の礎に手を合わせる人たち=沖縄県糸満市の平和祈念公園で2019年6月23日午前7時29分、森園道子撮影
沖縄は23日、太平洋戦争末期の沖縄戦の犠牲者らを追悼する「慰霊の日」を迎えた。旧日本軍による組織的戦闘の終結から74年。最後の激戦地だった沖縄県糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園にある「平和の礎(いしじ)」を遺族らが訪れるなど、沖縄は一日中、平和と鎮魂の祈りに包まれる。
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米軍は1945年4月1日に沖縄本島に上陸。「鉄の暴風」といわれる激しい地上戦が展開され、日本軍が本土防衛の時間稼ぎのために持久戦に持ち込んだ結果、多くの住民が巻き込まれた。約3カ月に及ぶ戦闘で日米の計約20万人が犠牲となり、県民の4人に1人が亡くなったとされる。 23日昼には平和祈念公園で県と県議会主催の「沖縄全戦没者追悼式」が営まれ、玉城(たまき)デニー知事が就任後初の「平和宣言」を読み上げる。安倍晋三首相も参列し、あいさつする。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設を巡って県と政府が真っ向から対立する中、2月の県民投票で埋め立て反対が7割を超えたことを踏まえ、玉城知事は平和宣言で辺野古移設断念を求めるとみられる。 沖縄戦などの戦没者の名を国籍や民間人、軍人の区別なく刻んだ「平和の礎」には今年、新たに韓国籍2人を含む42人の名前が刻銘された。二重刻銘による削除者も1人いて、総刻銘数は24万1566人となった。【遠藤孝康】
私のコメント : 令和元年6月23日、沖縄県は、太平洋戦争末期の沖縄戦の犠牲者らを追悼する「慰霊の日」を迎えた。