知事「検証し再発防止」 |
02月15日 21時36分、山口 NEWS WEB 配信より
生後2か月の女の子の頭に暴行を加えたとして母親が逮捕された事件で、児童相談所は女の子を保護していましたが、安部容疑者が子育ての意思を示すなどしたことから先月下旬に母親に戻していました。
事件を受けて、村岡知事は15日に記者団の取材に応じ「大切な幼い命が失われることになり、本当に残念な思いでいっぱいだ」と述べました。
児童相談所が安部容疑者の住民票がある柳井市から要請を受けて莉結愛ちゃんを返す判断をしたことについて問われると「一時保護を解除する前に子どもと会わせた時点ではあやしたり、かわいがったりする様子を見せていた。解除の決定は柳井市からの要請を踏まえ、決定した。社会福祉施設でも職員がサポートするということだったので、そうした判断はありうると思う」と児童相談所の対応に理解を示しました。
そのうえで「今回の事案についてしっかりと検証を行ったうえで、どのようにすればこうしたことが起こらずに保護できるのか考えていきたい」と述べ、今後、社会福祉施設への聞き取りなどを行うほか、当時の児童相談所の対応について詳細に検証する考えを示しました。
私のコメント : 平成31年2月17日、山口県議会議員 山口県議会 文教警察委員会 星出拓也委員長のご母堂様と私は、対談した。
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徳高の2分校募集停止へ
2018年10月16日、© 2016 新周南新聞社 配信より
県教委・徳山北、鹿野分校・入学者減で
県教委は9日開かれた県議会の文教警察委員会(星出拓也委員長、8人)で定員の半数に満たない状態が続く周南市須々万奥の徳山高徳山北分校(21人)と鹿野下の同鹿野分校(19人)や、光市の光高などの定時制課程の生徒の募集を停止することを明らかにした。停止時期は今後決める。
これは県立高校再編整備計画の実施計画の素案に盛り込まれたもので、定時制課程の募集停止は光高を含む6校。近く県民に意見を聞くパブリックコメントを募集し、地元説明会も開く。
両分校の定員は各30人だが、入学者は来年度から10年の試算で徳山北は8~11人、鹿野は6~9人で、分校の募集停止検討基準の「定員の半数」を下回っている。
徳山北は1944年に都濃農林学校として開校し、48年に普通科と農業科の都濃高になった。鹿野は49年に都濃高鹿野校舎として開設。普通科だけで、生徒数の増加で76年に徳山北高、鹿野高に分離独立するまで1校2校舎の形態だった。
徳山北高は最も多い時で約670人、鹿野高は約400人いたが、鹿野が2008年度に、徳山北が12年度に閉校し、徳山高の分校になった。
現在、徳山北は1年生4人、2年生7人、3年生10人▽鹿野は1年生7人、2年生6人、3年生6人。地元中学校からの進学率は徳山北が4.3%、鹿野が13.6%。
委員会では地元の上岡康彦議員(公明)が「一度に両校の募集停止をせず、統合など段階的にできないのか」と問い、浅原司教育長は「さまざまなデータで素案を出した。きめ細かな教育は他の学校に引き継ぐ」と答えた。
委員会の翌日の10日には徳山北で藤山浩一郎副校長が、鹿野で須藤恒史校長が生徒に経過を説明した。
地元でも不安の声が漏れる。卒業生約6千人の徳山北高同窓会の田村勇一会長は「やむを得ない事情もわかるが、中心部の高校の定員を削ってでも分校に回し、維持存続はできないものか。地方創生に逆行し、中山間部の振興にマイナスになることが心配だ」と話す。鹿野分校の男子生徒も「少人数の楽しさもある。後輩がいなくなるのは寂しい」と残念がっている。
定時制課程の生徒募集停止は光のほか防府商工、山口、宇部工、小野田、厚狭が対象。山口市小郡のJR新山口駅近くに22年度までに新設する午前、午後、夜間の3部制の定時制高校に統合する計画だ。
【きょうの紙面】
⑵中央地区公民館の愛称「市民センターとくやま」に
⑶JR山陽本線「下松―柳井」間再開
⑶TK WORKSフェスタに2,000人
⑷ボーイスカウト光第2団40周年記念式典
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事件の経緯
02月15日 21時36分、山口 NEWS WEB 配信より
児童相談所や柳井市などによりますと、安部玲伽容疑者は去年9月11日、柳井市の保健センターを1人で訪れ、妊娠の届け出をしました。
この際、対応した保健師に仕事をしていないことや「行く場所が無い」などと話したということです。
安部容疑者はスエット姿でかばんを1つだけ持ち、うつむきがちだったということで家族のことについて聞かれると口を閉ざしたということです。
この翌日から安部容疑者は母親や子どもを保護する「シェルター」と呼ばれる施設で過ごすことになりました。
10月29日に柳井市の担当者が施設を訪れた際、安部容疑者は「子どもに愛情がわかない」と話し、子どもを育てる意思がないことを示しました。
12月13日に莉結愛ちゃんが生まれました。
その直後に児童相談所は柳井市から「一時保護」の要請を受け、安部容疑者と面会して同意を得た上で、莉結愛ちゃんを保護しました。
その後、先月10日に親子が面会し、安部容疑者が「子どもの顔を見たら育てたくなった」などと育児の意思を示したため、先月16日に柳井市が児童相談所に保護の解除を依頼したということです。
児童相談所で協議した結果、安部容疑者が子育ての意思を示していることに加え、入居している社会福祉施設で職員のサポートを得ながら子どもを養育できることが確認できたなどとして先月29日に「一時保護」を解除し莉結愛ちゃんを安部容疑者のもとに返しました。
このとき安部容疑者は莉結愛ちゃんを抱いて「お母さんだよ」と声をかけたということです。
シェルターでは担当者が1日に数回、親子の部屋を訪れて授乳の状況を訪ねたり、もく浴を手伝ったりしていました。
施設によりますとこの間、莉結愛ちゃんに目立った異変や外傷などは見られなかったということです。
しかし、今月11日の夜に安部容疑者が突然、施設の事務所を訪れ「子どもが泣かず動かない」と話したことから職員が部屋を確認したところ、莉結愛ちゃんが死亡しているのが見つかりました。