島村抱月 没後100周年法要 浜田・参加者70人しのぶ |
2018年11月12日、山陰中央新報 配信より
島根県浜田市金城町出身の劇作家・島村抱月(1871~1918年)の没後100周年記念法要が11日、抱月が眠る同町久佐の浄光寺であった。抱月が古里の親戚に送った貴重な手紙を基に、抱月研究の第一人者で石見郷土研究懇話会の岩町功会長(89)が、近代的な思想を持っていた抱月の功績について解説し、参加者約70人がしのんだ。
少年時代を同町久佐で過ごした抱月を顕彰し、地域活性化につなげようと地元の実行委員会が主催。地元や東京都内から参加者が供養に訪れた。法要に続いて岩町さんが講演で、抱月が小学校卒業後に浜田へ出て裁判所の給仕などとして働き、「役に立つ人間になりたい」と夜学で猛勉強した10代に触れた。
また、古里の人脈を生かして上京した抱月が、江津市波積町の光善寺にいた伯母に出していた複数の手紙を紹介した。
中でも抱月は妹の結婚について、家柄にこだわらず本人同士で決めるべきだと父親に進言するよう求めたといい、岩町さんは「男女平等の意見を早い段階から認識していた」と評価。後に女性を独立させてドラマの中心に置いた、当時としては画期的な演劇につながったと指摘した。
2018年11月12日 無断転載禁止
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私のコメント : 平成30年11月、島根県 浜田市金城町出身の劇作家・島村抱月(1871~1918年)の没後100周年記念法要が11日、抱月が眠る同町久佐の浄光寺であった。