阿武町長 陸上イージス「反対」 難しさ増す地元調整 |
毎日新聞2018年9月24日 10時40分(最終更新 9月24日 10時40分) 配信より
陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を山口県萩市の陸上自衛隊むつみ演習場に配備する計画を巡り、阿武町の花田憲彦町長が表明した「反対」が波紋を広げている。半島情勢にとどまらない国防の観点から配備を進めたい防衛省は、慎重に町側の出方を探っているが、住民の不信感を背景にした町の決断は重く、地元調整は難しさを増している。【松田栄二郎】
「むつみ演習場にイージス・アショアが配備されることは町民の安全や安心、平穏を著しく損なうことにつながり、まちづくりにも逆行する」。20日の町議会で花田町長が反対理由を力説すると、傍聴席を埋めた配備反対派の住民約20人はうなずいた。
防衛省は6~8月、両市町で住民説明会を複数回開き、配備計画の概要や安全性について説明してきた。地元政財界では自衛隊員常駐や、周辺道路整備の経済効果への期待が強い。しかし、住民の間では高性能レーダーが出す電磁波による人体などへの影響や、ミサイルを発射した際の落下物に対する懸念は根強く残ったままだ。
花田町長発言に県内外の関係者はすばやく反応した。
「国益にかなうなら、反対する立場はとらない」としてきた萩市の藤道健二市長は、20日に記者会見を開き「まちづくりの邪魔になるだけで反対することはない」と述べ、阿武町と一定の距離を置いた。小野寺五典防衛相は21日の閣議後会見で「配備に当たり住民に影響が出ないように設計・運用することが大前提だ。地元の懸念を払拭できるよう各種調査の結果も踏まえ、指摘に対して一つ一つ丁寧に説明したい」と改めて配備への理解を求めた。
ただ、花田町長は対決姿勢を強めながらも、対話の余地を巧みに残している。
演習場が配備の適地か確認するための調査は「正確な情報を得るため必要だ」として容認。また、12日には配備計画に関する3回目の照会文書を県、萩市と連名で同省に提出した。地元の自民県連関係者は「町はファイティングポーズを取るが、まだ対話のチャンネルは閉ざしていない」と指摘する。
同省は、町が今以上態度を硬化させるのを避けたいのが本音だ。
町は2016年、演習場への進入路として町有地約1300平方メートルを貸す契約を中国四国防衛局(広島市)と結んでいるが、花田町長は議会後の会見で、配備に反対する具体策として「使用目的が変わるので破棄することもある」と示唆した。
配備計画に賛成する自民関係者は、スケジュール優先で反発を買った適地調査の入札公告を念頭に「地元を刺激しないよう、慎重に進めてほしい」と同省に注文した。
私のコメント : 平成30年9月24日、9月20日の山口県 阿武町町議会にて、阿武町 花田町長が「むつみ演習場にイージス・アショアが配備されることは町民の安全や安心、平穏を著しく損なうことにつながり、まちづくりにも逆行する」と述べた。9月20日の山口県 阿武町町議会で阿武町花田町長が反対理由を力説すると、傍聴席を埋めた配備反対派の阿武町 住民約20人はうなずいた。
山口県 阿武町は、平成28年 (2016年)、山口県 演習場への進入路として阿武町有地約1300平方メートルを貸す契約を、地元における、山口県・島根県 その周辺の利害関係者の立場を、全く、無視され、一方的に、中国四国防衛局(広島市)と結んでいる、しかし、その後、山口県 阿武町 花田町長は議会後の会見で、配備に反対する具体策として「使用目的が変わるので破棄することもある」と示唆をした。
山口県 阿武町は平成28年2016年、山口県 演習場への進入路として阿武町有地約1300平方メートルを貸す契約を 山口県・島根県 その地元周辺の利害関係者の立場を無視され、一方的に、中国四国防衛局(広島市)と結んだことが、今回の陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を山口県 萩市 陸上自衛隊むつみ演習場に配備計画へと、つながっている問題であることも、山口県・島根県 地元の関係者においては、その共通認識されている 今回の重要な事項である。
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山口・阿武町議会 イージス配備 撤回の請願書を採択
毎日新聞2018年9月20日 12時05分(最終更新 9月20日 12時13分) 配信より
陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を山口県萩市の陸上自衛隊むつみ演習場に配備する計画を巡り、演習場に隣接する同県阿武(あぶ)町議会(定数8)は20日、計画撤回を求める請願書を全会一致で採択した。採択を受け、花田憲彦町長は議場で発言を求め、「町民の安全安心を脅かすものを排除するのが町長の責務。町として配備反対を明確に表明する」と述べた。配備計画反対を首長が明言するのは初めて。
•【政府が導入する「イージス・アショア」のイメージ】
•<イージス・アショア、どんな装備?>
•<イージス・アショア 2基2500億円 2~3割増額>
•<イージス・アショア 全土防衛、効果は未知数>
•<佐藤正久氏 なぜ、イージス・アショアが必要か?>
請願書は11日、演習場に近い福賀地区の全16自治会長らが連名で提出した。「移住定住の足かせとなり、農産物への風評被害が懸念される。攻撃目標になるリスクも非常に高い」などとして、計画を撤回して「誰もいない場所」に配備することを求めている。
花田町長はこれまで防衛省に対し、配備候補地の再検討を要請してきた。防衛省は、演習場が配備の適地か確認するための調査を実施する業者と契約を結んだが、花田町長は調査については事実上容認したうえで「配備地を変更してほしいという考えに変わりはない」と説明していた。
イージス・アショアはイージス艦に搭載されている迎撃ミサイルを陸上配備型にしたシステム。防衛省が萩市と秋田市の日本海側2カ所に配備を計画し、2023年度の導入を目指している。地元からは電磁波の影響や攻撃目標になる可能性について不安の声が上がっている。【遠藤雅彦、松田栄二郎】
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選挙 津和野町長選 下森氏出馬へ 3選目指す /島根
任期満了(10月29日)に伴う津和野町長選で27日、現職の下森博之氏(51)が3選を目指し、無所属で立候補することを表明した。町議会一般質問の答弁で、安定した財政運営と人口減少対策を重要課題に挙げ、「諸課題の解決と地域振興に向け3期目の4年間をまい進したい」などと述べた。今回の町長選で出馬表明は初めて。
下森氏は同志社大卒。旧日原町議や、合併後の津和野町議を経て2009年の町長選で初当選。13年の前回選は無投票だった。【横井信洋】 ・・・ 2017年3月28日、毎日新聞 地方版より
私のコメント : 平成29年3月27日、任期満了(10月29日)に伴う津和野町長選で、現職の下森博之氏(51)が3選を目指し、無所属で立候補することを表明。
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